そもそも猫ってどういう動物?
・柔らかい毛と柔らかい体
・夜でもよく見える目
・犬と同じくらい、嗅覚・聴覚ともに優れている。
・ヒゲや尻尾の感覚が敏感
・きれい好き
毛づくろいなど、トイレが汚いと別の場所にしたり(粗相をする原因)
・よく寝る
1日の3分の2は寝てる、とっさの時に全力を出すために体力を温存していると言われている。
・するどい爪や歯を持っている
最強のハンターと言われる所以、人間も噛まれるとひどい怪我や感染症を起こすこともある。
・素早く動くことが得意
子猫の頃から、遊びの一環でハンティングを学ぶ。食べるためだけではなく、遊びの一つとしてハンティングすることもある。
・高いところに登ることも得意
しなやかな筋肉で、ジャンプ力にも長けている。運動神経抜群。
・苦手なこと
知らない人・知らない場所が苦手、行ったことのない場所・初めての場所も苦手、大きな音や声、水に濡れる事も苦手。→環境の変化に敏感で繊細
・繁殖能力が高い
生まれて6ヶ月で繁殖可能になる。その上、一回で平均3、4匹出産。1年間に2、3回出産も可能。
これらの猫の特徴を飼い主がよく理解し、猫と人間にとってどのような環境が快適か考えて猫を飼育することが大事だと奄美猫部は考えます。
適正飼育について
「動物を飼う」ということは、愛情はもちろん、お金と時間も必要です。ぬいぐるみやおもちゃとは違い、けなげに生きて いる人間と同じ命を持った生き物です。みんなが気をつけることで、殺処分や行き倒れの猫が減ります。
さらに、アマミノ クロウサギ等への被害も減るでしょう。猫がどうして欲しいのか耳を傾ける優しい飼い主さんになって下さい。
奄美大島の、奄美市・龍郷町・宇検村・大和村・瀬戸内町の5市町村全てに同様の「飼い猫の適正な飼養及び管理に関する条例」が制定されています。詳しくはこちら
市役所・役場に登録する
奄美大島では、「飼い猫の適正な飼養及び管理に関する条例」により、猫の飼育には登録が義務づけられています。登録料¥500(鑑札は紛失しやすいため、番号を控えるなどして、無くさないよう注意して下さい。)
マイクロチップの埋め込み
直径2mm長さ8~12mm程度のマイクロチップを首の後ろの皮下に埋め込みます。迷子や災害時に飼い主と離れても見つかる可能性が高くなる他、ペットの所有者明記の為にも、確実な身元証明として条例により義務づけられています。
避妊・去勢手術をする
猫は、一度にたくさんの子供を産みます。むやみに繁殖させてしまうと、それだけかわいそうな結末を迎える猫が増えてしまうということです。生後5~6ヶ月以上から手術はできます。性成熟前のなるべく早い時期に手術を行えば、発情期によるストレス(マーキング・鳴き声など)からも解放され、一生涯安定した生活を送ることができます。 飼い主の責任として、必ず手術してあげて下さい。奄美では、猫を止むを得ず外に出して飼育する場合は、避妊・去勢手術が条例により義務づけられています。
首輪・迷子札をつける
かわいい首輪もたくさんあります。所有 者明記の為の鑑札または、迷子札を着けましょう。迷子札にも登録番号、飼い主の名前、連絡先を記入して、おしゃれしてあげながら猫達を守ってあげましょう。また、首輪は外れやすい為、マイクロチップとの併用が条例により義務づけられています。(例外あり)
排泄物の処理
猫はとてもきれい好きです。部屋に猫トイレを設置して、こまめにお掃除をしてあげましょう。猫によって好みに敏感な場合もありますが、出来るだけストレスの無いよう、好みの砂またはシートを選んであげましょう。
家の中で飼う
猫をめぐる問題は屋外に出してしまう事でおこる事ばかりです。
狭いところでかわいそうと思うかもしれませんが、快適に過ごせる工夫もたくさんあります。飼い主さんの工夫次第で十分幸せに過ごさせてあげられることができます。反対に、外へ出てしまう方が、病気の感染や交通事故など危険がいっぱいです。
・上下運動が出来る工夫をしてあげる。 (家具等の配置で段差をつけてあげたり市販のキャットタワーの利用など。)
・脱走防止策の工夫(鍵を必ず閉める、内扉を付ける。扉や窓を開けっぱなしにしない。特大ケージの利用等。)
健康管理、ワクチン接種等
猫エイズ・猫白血病など、猫の伝染病もたくさんあります。予防することで防ぐことができる病気もあります。健康維持のためにもワクチン接種や定期検診をしてあげましょう。
コミュニケーションを心がける
「グルーミング(毛づくろい)やおもちゃを使って遊んであげると、猫も喜ぶし飼い主さんとの絆も深まります。定期的に爪切りをしてあげる事で人のけが予防や家具・柱のキズ防止にも繋がります。また、爪とぎ場所も用意してあげると良いでしょう。「どんなふうに触って欲しいのかな?」「今、何して欲しいのかな?」と猫の様子を観察して、声なき声に耳を傾けてあげて下さい。
環境省ホームページ「宣誓!無責任飼い主ゼロ宣言!!」
環境省ホームページ「ペットフードについて考えよう!!」