「春」のキャンペーンだったはずが、コロナ感染症の騒ぎで夏にずれ込んでしまいました。( ̄◇ ̄;)が、やっとご報告できます。
最終回は、マンガ冊子とともに猫部が作成した看板のご紹介!
奄美大島全域で施行されている「飼い猫の適切な飼養及び管理に関する条例」(ねこ条例)の看板も、猫部で請負、デザインさせていただきました。その看板が、やっと完成&設置が始まったようです。
予算上の関係で看板の制作枚数が少ないため、看板自体見かけるのはまだまだレアな状況ですが、奄美市はじめとする奄美大島5市町村のホームページからPDFデータをダウンロードして自由に使えるようにしてくれています。奄美市ホームページより看板PDF
印刷してラミネートして、ご活用いただいているようです。
猫部事務局でも早速掲示させていただきました。
(ついでに言うと、マンガ冊子もダウンロードできるようになっています!)
奄美大島では猫を飼う時に守らなければならない条例があります。
条例内容抜粋
・猫を飼うときは、市役所・役場に登録する
(死亡時や譲渡、引越しした場合の変更届も必要)
・マイクロチップ、首輪(飼い主連絡先を明記)の装着
・避妊去勢手術
・室内飼養
・一度に飼えるのは4頭まで
(5頭以上飼う場合は許可が必要)
クロウサギの捕食や生態系破壊の問題もあるからこその条例ですが、猫にとっても全国的にかなり先進的な条例になっていると思います。
市役所や役場に登録することは猫の戸籍ができるようなものです。ということは、飼っている猫を一人(猫)前に扱うということだと思います。一つの個として、自身できちんと管理し、責任をもたなければなりません。
もっというと家族の一員ってわけです。
そう考えると嬉しいじゃありませんか!
犬を飼うときはもうずっと以前から普通に行われていますが、なぜか猫は後回しになっていたものが、やっと同等になったということでしょうか。 大本の動物愛護法(動物の愛護及び管理に関する法律)でも、マイクロチップ装着の義務化が進んでいくようです。所有者明示が当たり前になる時代が来ますね。
とにかく、奄美もコロナ騒ぎの影響を大きく受けたこの厳しい状況で、やっと看板が出来上がりほっとしました。もっともっと条例の周知が進み、幸せな猫たちが増えていくことを願って止みません。
見渡せば、衰弱していたりケガしていたりとまだまだかわいそうな猫たちがたくさんいる奄美大島です。いえ奄美だけではなく世界中そうです。外の猫たちの日向ぼっこしている景色はほんの一瞬を切り取っただけのこと。猫部にも、子猫がいる・怪我した猫がいる・糞尿に困っている、と外ネコにまつわる相談は後を経ちません。
辛抱の毎日は相変わらず続きますが、いつの日か幸せな猫だけを見られる日を目指したいですね。